『Daily Star』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、FWヤヤ・サノゴの移籍を最終日に撤回した」と報じた。
今夏の移籍マーケット最終日、アーセナルは懸念されていた最終ラインにドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィ、FWにルーカス・ペレスを加える事に成功した。
この移籍には前者がおよそ3500万ポンド(およそ44.6億円)、後者は1710万ポンド(およそ21.8億円)が使われており、アーセナルにとってはかなり大きな補強であったことが窺える価格になっている。
しかし、その一方で同日には放出もあった。DFカラム・チェインバースがミドルズブラへ、そしてMFジャック・ウィルシャーがボーンマスへと貸し出されたのだ。
選手層が薄いといつも言われるアーセナルらしい選択であるが、2名を獲得すると同時に2名の戦力をほかのチームで経験を積めるように送り出したのである。
ところが、その中で監督直々に移籍を引き止められた男がいる。それがFWヤヤ・サノゴであるそうだ。
このところクリスタル・パレス、アヤックス、チャールトンでローン生活を送っているサノゴ。今季はリーズ・ユナイテッドから熱心に誘いが来ていたという。
しかし、ヴェンゲル監督は最終日にそれを許可しない意向を固めた。オリヴィエ・ジルー、そしてルーカス・ペレスに対抗できるオプションとして。
才能は誰もが認めながらも、その本領を公式戦で発揮できない「眠れる巨人」サノゴ。今季こそアーセナルで目覚めの日が訪れるのか?