昨年夏、3250万ポンド(当時のレートでおよそ63億円)もの移籍金でアストン・ヴィラからリヴァプールへと移籍を果たしたクリスティアン・ベンテケ。
これはクラブ史上2番目に高額な移籍金であり活躍が期待されたのだが、加入初年度は29試合に出場して9得点という少々物足りない結果に。ロベルト・フィルミーノやディヴォック・オリギの台頭もあり、ベンテケにとっては厳しい局面に立たされていた。
そんなベンテケだが、どうやらリヴァプールからの退団が決定しそうだ。英国『BBC』が伝えている。
Crystal Palace have reached an agreement with Liverpool for Christian Bentekehttps://t.co/I2HeEDX7tn pic.twitter.com/YSXknQmfBA
— BBC Sport (@BBCSport) 2016年8月18日
記事によれば、ベンテケの新天地はクリスタル・パレスになるという。
クリスタル・パレスは先日ヤニック・ボラジーがエヴァートンに移籍しており、代わりとなるストライカーを探している状況にあった。そんななか白羽の矢が立ったのがベンテケで、すでにメディカルチェックを行うためロンドン入りしているという。
注目すべきはその移籍金で、 地元紙『Liverpool Echo』のジェームズ・ピアース記者は2700万ポンド(現在のレートでおよそ35億5000万円)と紹介している。
また、その活躍次第ではさらに500万ポンド(現在のレートでおよそ6億5800万円)が加算され、リヴァプールとしては今回の売却によって以前ヴィラに支払った3250万ポンドをほぼ回収できるというわけだ。
今のベンテケを2700万ポンドもの金額で売却できるリヴァプールは、かなりの商売上手と言って間違いない。