J2昇格初年度ながら、堂々とした戦いぶりで充実のシーズンを送っているレノファ山口。

ボール支配率はJ2でトップの数値をマークするなど攻撃的なスタイルはデータにも表れており、見る者を惹きつける。

そんな山口は先週末、アウェイで町田ゼルビアと対戦。

0-2とリードされながらもそこから逆転勝利を収めたのだが、前半アディショナルタイムにあげた同点弾は流れるようなパスワークから生まれた。

幸野志有人のパスに前線の選手たちが連動!

まるでトリックプレーのようなオフザボールの動きに町田のDF陣は混乱し、最後は福満隆貴の落としを島屋八徳が華麗なターンから入れ替わり、ファーサイドにボールを流しこんだ。

ボールのないところで常に選手がポジションを変え、さらにはダイレクトのパスを交えることで山口のパスワークはより掴み所がないものに。人もボールも動くという、バルセロナのような崩しでゴールをこじ開けたのだった。

このゴールについて得点を決めた島屋は、「(福満)隆貴にパスが入って、隆貴とワンツーのような形になることで、ボールが僕に入ってきたので、自分1人のゴールではないなと思う」とコメントしている。

この試合に2-3と勝利した山口は順位を再び7位にまで上げている。山口は11日、ホームでセレッソ大阪を迎え撃つ。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名