堂々の戦いぶりで、J2で首位を走る北海道コンサドーレ札幌。
先週末にはアウェイでレノファ山口に1-2と勝利し勝点を56にまで積み上げたのだが、その前の試合でこんなプレーがあった。
唯一の月曜日開催となった第25節のFC岐阜戦。2-0とリードして迎えた72分、札幌は都倉賢との交代で小野伸二を投入する。
小野にとってJ2での出場は、5月22日に行われた第14節のカマタマーレ讃岐戦以来のことであったのだが、途中出場からわずか3分でゴールに絡む。
75分、左サイドを駆け上がった堀米悠斗からのシュートを小野がトラップすると、優しいタッチでヒールパス。
これを受け取った中原彰吾がミドルシュートを放つものの岐阜GK高木義成に防がれたが、ここにジュリーニョがしっかりと詰め、試合を決定付ける4点目となった。
チームは好調だが、今季はわずか176分しか出場機会を得られていない小野。この日はおよそ2ヶ月ぶりの出場となったのだが、「これぞ小野伸二」と言った“ベルベットタッチ”でゴールを演出したのだった。