EURO2016では1勝もできず、グループステージでの敗退を余儀なくされたスウェーデン代表。
今大会をもってズラタン・イブラヒモヴィッチは代表チームから引退となり、長きにわたってゴールマウスを守ってきたベテランGKアンドレアス・イサクソンもユニフォームを脱いだ。
大会終了後にエリック・ハムレン監督は退任しており、ノーショーピングに26年ぶりとなるリーグタイトルをもたらしたヤンネ・アンデションを新監督に迎えた。
この9月からは2018年ワールドカップに向けた予選がスタートするが、スウェーデンは新たな体制で臨むことになる。
EURO2016が終了してまだ間もないが、すでに新キャプテンが発表されている。
イブラヒモヴィッチの後継としてキャプテンに指名されたのは、DFアンドレアス・グランクヴィストだ。
グランクヴィストは1985年4月生まれの31歳。
セットプレーでのヘディング勝負を得意とする大柄なセンターバックだが(192cm)、パスセンスなど技術面も高く、PKキッカーを任されることも多い。
また、クラブや戦術が変わってもすぐにアジャストする適応力の高さもあり、ウィガン時代の監督であるポール・ジュウェルは「フィジカルが強く、ゲームを読む力もある選手」と称している。
グランクヴィストは現在ロシアのクラスノダールに在籍中。代表チームでは2006年からプレーしており、EUROでは2008年大会以降3大会でメンバー入り。そうした経験を買われ、ヤンネ・アンデション監督からの指名されたようだ。
9月6日(火)、スウェーデンはワールドカップ予選でオランダと対戦する。