EURO2016で悲願の初優勝を狙うベルギー代表。

2014年のワールドカップから2年が経過し選手たちはさらに成長を見せ、今や主力選手のほとんどが欧州のビッグクラブでプレーしている。

今回のEUROの決勝トーナメントでは強豪ひしめく“山”とは逆側に入ったことで、優勝の可能性がさらに現実味を帯びてきたのだ。

そんなベルギー代表に、気になるニュースが入ってきた。ヤン・ヴェルンゲンが練習中に負傷してしまったのだ。

今回の怪我により、ヴェルトンゲンのEUROが終了。ベルギーはDFの中心選手を欠いて大会を戦うことになった。

シーズン中の負傷により、ヴァンサン・コンパニというDFリーダー抜きで今回のEUROを戦っているベルギー。それだけにヴェルトンゲンの離脱はあまりにダメージが大きい。

1日にはウェールズとの準々決勝を控えているが、実は状況はさらに深刻である。というのも、トーマス・ヴェルマーレンが累積警告により次の試合に出場停止となっているのだ。

コンパニ、ヴェルトンゲン、ヴェルマーレンは近年のベルギーを支え続けた3人である。EUROの準々決勝という大一番で、これらの要人が揃って不在なのはかなり気になるところである。

なお、今大会にDF登録されているのは以下の選手。

トビー・アルデルヴァイレルト
トーマス・ヴェルマーレン(累積警告により出場停止)
ヤン・ヴェルトンゲン
ジェイソン・デナエル
トマ・ムニエ
クリスティアン・カバセレ
ジョルダン・ルカク
ローラン・シマン

ウェールズ戦では、おそらくはトビー・アルデルヴァイレルトとローラン・シマンがセンターバックで組むと予想される。

今大会ではトマ・ムニエが右サイドバックで活躍しているが、守備のことを考え、開幕前のテストマッチで試したようにアクセル・ヴィツェルを右に置くということも考えられる(カバセレは代表出場歴なし)。マルク・ウィルモッツ監督がどんな手を打ってくるかにも注目だ。

なお、ベルギーはデドリク・ボヤタやビョルン・エンヘルス、ニコラス・ロンバールツといったDFも大会前に負傷離脱している。

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