チリ代表の連覇で幕を閉じたコパ・アメリカ・センテナリオ。

昨年のファイナル、また今大会の初戦で対戦したアルゼンチンと再び顔を合わせた決勝は、両者ともにゴールが生まれず、PK戦での決着となった。

ただ、前半にはこんな場面があった。

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チリDFガリー・メデルのトラップミスをアルゼンチンFWゴンサロ・イグアインがかっさらい、一気にゴール前へ。GKブラボとの1対1であったが、軽く浮かせたシュートは僅かに左へ外れアルゼンチンは先制の絶好の機会を逃した。

ここで取り上げたいのは、メデルの凄まじいほどの闘争心だ。ミス自体はあまりに軽率だったが、それを取り返そうと全速力で戻り、ポストに体を衝突させてまで失点を防ごうとしたのである。

イグアインのシュートは触らなくても枠を外れていたが、スローで見てみると最後は僅かに右足でボールを逸らしているようにも見える。

アルゼンチン、ブラジルの二大巨頭に代わって南米の王者に君臨しているチリ。その強さの秘訣は、この勝負とボールに対する尋常じゃないほどの執着心から生まれているのかもしれない。

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