EURO2016はグループステージを終え、25日からいよいよ決勝トーナメントが開始。その第1試合となったスイス対ポーランドはPK戦にもつれ込む接戦となった。
先制したのはポーランドだ。前半39分、香川真司の元同僚ヤクブ・ブワシュチコフスキが大会2点目となるゴールを決める。
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試合は、グループステージ無失点と堅守を誇るポーランドがこの1点で逃げ切るかと思われた。
しかし、スイスはシェルダン・シャキリの大会最優秀ゴールとなりそうなこのゴールによって同点とする!
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82分、左サイドからのクロスはポーランドのDFによってカットされたが、シャキリは自身のやや後方に浮き上がったこのボールをなんと直接バイシクルシュート!これがものの見事にゴール右隅へ吸い込まれたのである。
スーパーゴールによる土壇場での同点弾…漫画のような展開に、試合の流れは一気にスイスに傾いた。しかし、ポーランドは大会初失点にも集中を切らさず、さらに守護神ウカシュ・ファビアニスキの活躍で120分間を耐え抜くと、PK戦で5-4と勝利し同国史上初となる準々決勝進出を決めた。
スイスは2006年ワールドカップで無敗&無失点のままベスト16で敗退(PK戦は引き分け扱いになるため)した珍しい経験を持つが、今大会も1勝3分と一度も黒星を喫しないまま大会を去ることになった。