20日に行われたEURO2016のグループステージ第3節で、なんとも運命的な出来事があった。

スタジアム・トゥールーズで行われたロシア対ウェールズ戦。

今大会唯一の双子プレーヤーであるロシアのベレズツキー兄弟が、交代で出場を果たしたのだ。

前半でウェールズに0-2とリードを許したロシア。

この日の試合では兄のヴァシリが先発出場していたのだが、レオニド・スルツキー監督はヴァシリに代え、後半スタートから弟のアレクセイを投入したのだ。

EUROほどの大舞台で、兄弟選手が交代で出場するのは珍しいこと。さらに、この試合が行われた20日はベレズツキー兄弟にとって34度目となる誕生日でもあり、なんともメモリアルな日になったというわけだ。

しかし、試合はこの後ギャレス・ベイルがさらに1点を追加し、ウェールズが0-3と完勝。

2018年ワールドカップのホスト国でもあるロシアは1分2敗で大会を去ることとなり、試合後、スルツキー監督は辞意を表明した。なんとも運命的な交代劇であったが、ベレズツキー兄弟にとっては苦い思い出になってしまったようだ。

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