20日に行われたEURO2016のグループステージ第3節で、なんとも運命的な出来事があった。
スタジアム・トゥールーズで行われたロシア対ウェールズ戦。
今大会唯一の双子プレーヤーであるロシアのベレズツキー兄弟が、交代で出場を果たしたのだ。
#RUS substitution at HT:
IN: Alexei Berezutski.
OUT: Vasili Berezutski.
Will anyone spot the difference? pic.twitter.com/GxZ66BGaCR
— Squawka News (@SquawkaNews) 2016年6月20日
前半でウェールズに0-2とリードを許したロシア。
この日の試合では兄のヴァシリが先発出場していたのだが、レオニド・スルツキー監督はヴァシリに代え、後半スタートから弟のアレクセイを投入したのだ。
EUROほどの大舞台で、兄弟選手が交代で出場するのは珍しいこと。さらに、この試合が行われた20日はベレズツキー兄弟にとって34度目となる誕生日でもあり、なんともメモリアルな日になったというわけだ。
しかし、試合はこの後ギャレス・ベイルがさらに1点を追加し、ウェールズが0-3と完勝。
2018年ワールドカップのホスト国でもあるロシアは1分2敗で大会を去ることとなり、試合後、スルツキー監督は辞意を表明した。なんとも運命的な交代劇であったが、ベレズツキー兄弟にとっては苦い思い出になってしまったようだ。