ブラジルで発生した集団での性的暴行事件に関し、サッカー選手の関与が疑われているようだ。

先週土曜日、リオデジャネイロ西区のコミュニティで16歳の少女が30人以上の男から性的暴行される事件が発生した。ギャングと見られる男らが少女を撮影した動画をSNSに投稿し、ブラジル中に衝撃が広がっている。

そんななか警察が容疑者として名前を挙げた4人のうち、サッカー選手も含まれていたことが話題となっている。

容疑をかけられているのは、同州のボアヴィスタに所属する20歳のMFルーカス・ペルドモだ。

報道によると、被害者の女性はルーカスと交際関係にあり、ルーカスの家で薬漬けにされ複数の男から性的暴行を受けた。それから昏睡状態に陥り、裸で武装した33人の男がいる同じコミュニティの別の部屋で目覚めたことを女性が証言しているのだという。

ただルーカス本人は関与を否定しており、警察も金曜日午後の会見で「猛烈な手がかり(がある?)」と話したものの、性的暴行があったのかどうかは確認されなかったことを報告したようだ。

ルーカスは元オランダ代表クラレンス・セードルフによって見い出され、ボアヴィスタとプロ契約を結んだ期待の選手だが、犯罪が確定した場合は解雇される見込み。ボアヴィスタは州選手権を4月下旬に終えており、ルーカスは来月開幕する全国選手権4部までバカンス中だったようだ。

リオは8月に五輪を控えているが、元ブラジル代表リヴァウドが「死にたくなければ来ないほうがいい」と発言するなど、治安の悪化が懸念されている。

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