先週末の試合でMLS初ゴールを決めたバンクーバー・ホワイトキャップスの工藤壮人。
11日(日本時間12日午前)に行われたシカゴ・ファイアーとの一戦にも2試合連続で先発起用された。
しかし、開始早々の11分にアクシデントが発生する。※ショッキングな場面も含まれるのでご注意ください
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— JB (@ShirleyNoMates) 2016年5月12日
味方からの浮き球のパスに反応し進行方向に走る工藤と、猛然と飛び出し一足先にボールをキャッチしたシカゴ・ファイアーGKマット・ランプソンがゴール前で激突。全く受け身の体勢を取れなかった工藤はピッチに強く叩きつけられたのである。
一目で分かる危険なプレーに、ファイアーの選手もすぐに工藤の下へ駆け寄り大きなジェスチャーで医療スタッフを呼ぶ。中継には口から流血し、白目をむいてぐったりとする工藤のショッキングな姿が映し出された。
医療スタッフの到着後もその場からなかなか動かず、心配された工藤だが、
Kudo is UP! He's conscious! This is fantastic news! Blas Perez coming on. pic.twitter.com/QKRoIfaXXt
— Total MLS (@TotalMLS) 2016年5月12日
10分近い中断の後に立ち上がり、スタジアム中が安堵した。
しかし大事をとり、工藤はサポーターからの大拍手のなか専用の車で運び出され、前半19分にパナマ代表のブラス・ペレスと交代している。
クラブからの情報によると、工藤の意識ははっきりとしているものの、検査のために病院へ向かうのだという。
泥臭いプレーを持ち味とする工藤らしい勇敢な飛び込みではあったが、最近、サッカー界では良くないニュースが相次いでいるだけに心配だ。
試合は工藤に代わって入ったペレスの2ゴールにより、ホワイトキャップスが2-1で勝利。工藤にとっては色んな意味で“痛い”1日となった。