マルク・ウィルモッツ
「(チームはよりクレバーになっている?)
我々はより成熟した。もはや慌てることはないんだ。若さが残るチームのようにはね。
クリスティアン・ベンテケやケヴィン・デ・ブライネのような選手は、大きなお金で移籍した。それは、彼らの立場をより安定させてくれる。我々は皆リラックスしているよ」
「(ベルギー、フランスではテロ攻撃があった。心配はしている?)
私は自分のことしか話せない。そして、人生は続いていくと信じている。我々はただ前に進んでいかなければならない。旅をし、飛行機に乗り、そして練習する。
もし間違った場所に行ってしまったことに気付いたとしても、それは自分の運命の一つである。
私は人々を理解している。なぜなら、それは戦争に繋がっていくからだ。しかし、私は人生が続いていくものだと思っている。これまでの世代の人々がそうであったように」
「(あなたも選手時代はビッグトーナメントでプレーした。それは助けになる?)
もちろん。なぜなら、難しいものに直面するときに、それを予測させてくれるからだ。
微に入り細を穿つことになるワールドカップ、あるいはEUROにおいては、快適な基盤を探してきた」
「(あなたは厳しいコーチ? それとも柔軟なコーチ?)
わからない。厳しい監督って、例えば誰かな?」
「(カペッロとか、モウリーニョとか)
じゃあ柔軟なコーチって誰?」
「(おそらく、アンチェロッティか)
誰が厳しいのか、あるいは柔軟なのかを話す前に、まずはメンバーと共に働いているところを見るべきだね。
私は別に鬼軍曹ではないんだが、規律を好むし、リスペクトを望んでいる。代表チームは家族だ。そして、リスペクトを見せなければ、得てして問題が発生するのだ」
EUROはW杯より難しい…ベルギー監督が吐露
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
RELATED TOPICS
ベルギー代表、テロの影響で初日の練習を中止。ポルトガル戦にも影響か
22日、ベルギーの首都ブリュッセルにある空港で大きな爆発が発生。その後も地下鉄の複数の駅で...
代表監督のために「ハピバ」を熱唱しちゃう!それがベルギー代表です
2月22日は、ベルギー代表監督マルク・ウィルモッツにとって47歳の誕生日だった。Happ...
「アザールは最悪だった」ベルギー代表監督が辛口コメント。意図は?
佳境を迎えつつあるEURO2016予選。グループBでは、キプロスを1-0で下したベルギー...
ベルギー代表監督のマルク・ヴィルモッツはマンチェスター・ユナイテッドにおけるアドナン・ヤヌ...