マッツ・フメルスは2008年1月、バイエルン・ミュンヘンからレンタルでボルシア・ドルトムントに加入し、その後、完全移籍をした。

それから8年半に渡ってヴェストファーレンでプレーを続けてきたが、今季は早くにバイエルンへの移籍を希望する旨を明らかにし、5月の段階で契約にサイン。

そして、ブンデスリーガの最終節とDFBポカール決勝を間近に控える10日、ドルトムントを退団し、バイエルンに移籍することが発表された。

『FourFourTwo』は「フメルスがファンに向けた書簡を発表した」と報じ、新しい挑戦に向かう時がやってきたのだと語った。

マッツ・フメルス

「バイエルン・ミュンヘンへの移籍が本日発表された。それを受けて、僕は少し更なる詳細を説明したいと思う。

あなた方が思っているように、この数週間は僕にとってとても不安なものだった。人生の中で最も難しい決断をしなければならなかったからだ。

最終的には、僕は新しいチャレンジをするという決断を下した。さらに言えば、あそこは自分の故郷であり、家族、そして多くの友人が住んでいる。

僕の決断を理解して貰おうというのは難しいと分かっている。しかし、ドルトムントでの8年半は本当に素晴らしいもので、今新しい何かに挑戦する時がやってきたんだ。

心苦しいが、僕はこのチームを、このクラブを去る。自分を成長させてくれて、共に大きな成功を祝ってきたこの場所を。

自分を助けてくれた全ての人々に感謝したい。この偉大なクラブの特別なファンたち、全ての従業員、そして裏で支えてくれた人々に。

もちろん、僕を指導してくれた3名の監督、ミハエル・ツォルク、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケにも。

そして、さらにチームメイトのことを強調しておきたい。なぜなら、彼らは――この数年彼らなしでは何も出来なかったという事実がありながらも、常に耳を傾けてくれた。

もちろん、僕は多くのメッセージやコメント、手紙を読んできた。ドルトムントに残ってくれと願う声をね。そして、ヴォルフスブルク戦でのスタジアム、そして練習場、あるいはスーパーマーケットで、そのようなものに触れてきた。

僕は毎日ドルトムントのファンに向けて話してきた。そして、それを非常に感謝しているんだ」

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