『El Espanol』は「アンダルシアサッカー協会で審判を務めていたヘスス・トミジェロ氏が、21歳で引退することを表明した」と報じた。

ヘスス・トミジェロは、先日自身のFacebookにおいてゲイを告白し、大きな話題を集めたレフェリーだ。11歳から審判のキャリアを始めており、既に10年以上のキャリアを持っている。

地元のレストランでウェイターとして働きながら、夢であったという審判の仕事を行い、主にユース年代の試合を裁いてきた。

勇気を持って自身の同性愛を告白したものの、その後担当した試合では観客から様々な罵声を浴びせられることになったのである。

そして決定的だったのは先週土曜日に担当した試合での出来事だという。彼がホーム側のチームにペナルティキックを与えると、アウェイ側のサポーターがこう叫んだとのことだ。

『テレビからファゴット(ゲイ)が出てきやがったぜ!』

『ゲイ野郎、ケツにでもゴールを入れるつもりか!』

トミジェロ氏にとっては、この言葉に対して他の観客が笑っていたことが非常にショックであったという。

ヘスス・トミジェロ

「あのとき、観客が笑っていた。それは、私に最も影響を与えたものだった。これ以上の侮辱を受け止めることはできない」

トミジェロはこの試合の後、アンダルシアサッカー連盟に審判からの引退を通知したという。

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