5月7日、8日と代々木公園で開かれていた「東京レインボープライド」。同イベントは、 LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すものであるが、そこに何故かサッカーユニフォームが掲げられていた。

このユニフォームはCDグアダラハラ(クルブ・デポルティーボ・グアダラハラ)のもの。かつて、Qolyでも取り上げてきたが、チームカラーの紫をベースにシャツ中央にはアイキャッチとなるウーブン製のレインボーフラッグをデザインしている。

このレインボーフラッグこそが、LGBTのアイデンティティーや連帯の証として使用されている。そして、ユニフォームの売上うち5パーセントは、同性愛差別による汚名や偏見を取り除く運動を行うNGOの取り組みに使われているとのことだ。

また、ドイツのロック野郎ことザンクト・パウリのアウェイ・ユニフォームもお目見え。こちらは襟口がレインボーフラッグ色になっている。同クラブは、「同性愛差別反対」を打ち出しており、2013年には性の多様性への支持を象徴するため、レインボーフラッグをホームのミラントア・シュタディオンに掲揚している。

この2チームは、どちらも、シェブロンラインが特徴的な『ヒュンメル』社製、同社はデンマークの企業でこの日はブースとして参加をしていたためだ。

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