オーストラリア・Aリーグ公式サイトは「ヒュンダイ・Aリーグと日本・Jリーグは、本日歴史的なパートナーシップ協定を結んだ」と発表した。
記事によれば、Jリーグの代表団が1日に行われたグランド・ファイナル決勝戦に合わせて来豪し、その後オーストラリアサッカー協会との間で会談を行ったという。
Jリーグはこれまで東南アジア、イランなどのリーグと提携してきたが、Aリーグにとっては初めての国際パートナーシップであり、歴史的な契約となった。
この協定には、
- 両国のクラブ間におけるエリートユースレベルの試合を開催する
- 両リーグ間で選手の融資取引の奨励
- AFCチャンピオンズリーグにおける共同マーケティング、共同プロモーション
- スポーツ外交の強化
- リーグ間の審判交換プログラムの継続
などが含まれているとのこと。
デイヴィッド・ギャロップ
(オーストラリアサッカー協会CEO)
「この契約は、アジアのサッカーで頂点に立つ二国間の関係を密接にするためにとても意義あるものだ。
これは関係を構築するだけではなく、サッカーの開発という点においてもインパクトを持っている。
JリーグとAリーグはアジアにおいてのベンチマークであり、これはお互いを更なる高みへともたらすチャンスになる。
Aリーグの商業収入、そして観客数の増加を促進し、代表チームで将来的な成功を収められる世代を構築するための戦略にも合致する」
中西大介
(Jリーグ 常務理事)
「昨年から我々はオーストラリアサッカー連盟と何度もミーティングを行い、同様の環境やビジョンを持っていることが分かった。
Jリーグ、そしてAリーグはどちらもまだ若く発展途上だ。我々はお互いに世界クラスの大会を目指している。
他の点でいえば、オーストラリアのスポーツ文化だ。我々は、2000年のシドニー五輪以降スポーツ産業が徐々に成長していったこと、そして政府がとても協力的であったことを理解している。
我々は2020年に東京でオリンピックを開催する。そして、オーストラリアサッカー連盟とAリーグがベンチマークになると考えている。彼らがあれからどのように発展してきたか。とくに政府と連携した構築において。
私は、このパートナーシップを結べたことに興奮している。上手く行けば、いつかオーストラリアと日本というアジアの2チームが、ワールドカップ決勝で対戦することになるだろう」