『BBC』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、全てのファンを満足させられなかったことを謝罪した」と報じた。
土曜日に行われたノリッジ・シティとの試合で1-0と勝利を収め、暫定で3位に浮上したアーセナル。勝ち点で並ぶマンチェスター・シティとの順位争いが続いている。
前半戦で優勝争いの筆頭と言われながらも、後に調子を崩して転落。ヴェンゲル監督にはこれまでにない批判が集まっている一方で、ファンの中にはそれに対抗して支持を表明する者も多い。
その結果エミレーツ・スタジアムの雰囲気は「分裂」しているとも言われ、試合前にヴェンゲル監督は『一部の人々が扇動している』とも話した。
[Qoly] 「TwitterとSNSのネタ探しだ」、ヴェンゲル監督が自身の窮地を説明 https://t.co/cn75FgOy2B
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年4月30日
ノリッジ戦終了後に記者会見へ出席したヴェンゲル監督は以下のように語り、ファンに対しては申し訳なく思っていることを明らかにした。
アーセン・ヴェンゲル
「全ての人の意見をリスペクトしている。我々は絶対的にベストを尽くした。
私は本当に申し訳ないと思っている。サポーターの全員を満足させられなかったことに。しかし、我々は努力し続ける。それを達成するためにね」
「(スタンドの意見は分かれている)
私はクラブを、そして多くの貢献をしてくれている人々を尊敬している。彼らを満足させたいと思っている。
スタジアムの雰囲気は少し奇妙だった。ファンはチームを支えてくれていると思っているし、我々は彼らを座席から立ち上がらせるようなスタイリッシュなパフォーマンスを見せられなかった。
我々は真剣にパフォーマンスを研究し、少し落ち着きを加えた。しかし、この試合には本当に勝ちたかったし、それはできた」
「(前半戦では優勝争いをしていたが、後半戦で凋落した)
我々は素晴らしい一貫性を示していたので、今季は少し特別だった。我々は長い間そのポジションにいた。ファンが優勝を信じられる場所にね。
我々がそれができなかった。したがって、これらの批判は攻撃というよりも愛による失望だと思っている」
「(次はマンチェスター・シティ戦だ)
我々は、次の日曜日に特別な試合をする必要がある」