上位対決となった先週末のJ1ファーストステージ第8節、川崎フロンターレ対浦和レッズ戦。
試合は0-1でアウェイの浦和が勝利したのだが、決勝点となった得点は李忠成のセクシーなお膳立てから生まれている。
0-0で迎えた54分、森脇良太がワンバウンドでアーリークロスを送ると、これを李忠成がヒールでフリック。
するとここに武藤雄樹が走りこみ、ゴール右隅に美しい弾道のシュートを流しこんだ。
ワンバウンドの難しいボールを、巧みな技術でコントロールした李忠成。
ボールを受ける前から周囲を確認しており、手を上げてボールを要求していたことから狙い通りのプレーであったと思われる。これにはリオ五輪候補の奈良竜樹もなす術なし…。
試合後、ゴールを決めた武藤は「イメージ通りだった」とコメント。
普段の練習からよく蹴っているコースであるそうなのだが、「あそこまでイメージ通りにはなかなか蹴れない。すごく気持ちよかったし、縦パスが入って落として、レッズらしい、普段練習している形が出せて良かった」と話した。
なお、このゴールはJ1第8節における最優秀ゴール賞の候補にノミネートされている。