クラウディオ・ラニエリ
「我々の仕事率について? これは大きな資産だね。オーストリアでトレーニングキャンプを張っていた時から、このチームには特別な戦意の強さがあると感じていたよ。
彼らは良い選手たちだ。大きな責任を持って、この物語の中を生きている。週半ばに激しい努力をし、試合が近づけば冗談を言って、笑い合う。そして、ピッチに出る準備をする。
自分を抑えたり、息を潜めたりする者はいないんだ」
「(サンダーランド戦終了後に泣いていたように見えたが?)
あれは本当の涙ではないよ。流れていない涙だ。感情的な瞬間だった。
周りの全ての人々を見た。多くの家族がレスターのシャツを着て、我々を応援するために来てくれた。深く心を打たれたよ。
そのようなときは、誰もがサッカーにおいて驚くべき力を発揮できるものだ。我々のプレーがこのような前向きなものをもたらしたとき、誰も無関心ではいられない。
記者会見では、その概念を説明したかったんだけどね。自分にとっては、イタリア語でも感覚を表現するのは難しいんだ。もちろん英語でもね。
私は公共的な役割を持っている。そして、私は冷静になろうとしている。チームには明確なシグナルを与えなければならないし、感情に踊らされるわけにはいかない。
妻のロザンナは、自分にとって鍵のようになっている。7月で結婚40周年を迎えたよ。それから、孫のオルランドも14ヶ月になった。
私は彼にスカイプで対面したよ。その時彼は『おじいちゃん』って言ってくれたね。これは本当に感情的なものだったよ。
レスターは注目されている? それはメディアの力だね。私は90年代にバレンシアで重要な結果を残したが、このような旋風はなかった。
今日では、世界中のサッカーがテレビによってリビングルームに送られている。そしてFacebookやTwitterに。それらはインターネットだ」
「(モウリーニョ監督とは確執が伝えられていたが?)
私がインテルに行ったとき、彼は私に電話してくれて、祝福の言葉をくれたよ。素晴らしい関係のスタートだった。私はジョゼのことを知っている。そして、彼はクラウディオのことを知っているよ」
ラニエリ監督、プレミア残り5試合の感想は?
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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