『Gazzetta dello Sport』は「マイアミFC監督のアレッサンドロ・ネスタは、イタリア代表の世代交代について話した」と報じた。

かつてACミランとイタリア代表でプレーした名DFネスタ。キャリアの終盤にはアメリカに渡り、そこで指導者としての勉強をスタートさせた。現在は独立リーグのマイアミFCで監督を務めている。

取材に応えたネスタは以下のように話し、イタリアに限らず世代交代に苦しむのは当然のことだと語り、クラブが若手を起用しないというのもただの言い訳だと指摘した。

また、イタリアで監督をしないことについては、「マイナークラブであっても忍耐を欠いている状況がある」として、国の風潮を批判している。

アレッサンドロ・ネスタ
(マイアミFC監督)

「(イタリア代表がドイツを相手に4-1で敗れたね)

私はこれが真実の結果だとは思わない。スペインを相手にした試合では、我々は素晴らしい試合をしたと思う。

経験を欠いている若い選手たちをたくさんピッチに送り出せば、そのパフォーマンスに浮き沈みがあるのは当然のことなのだ。

ただ、セレクションの幅が狭まっていることは確かだ。そして、そこではフットボール・アカデミーの非効率性という事実が盛んに議論されている。

しかし、それは世代間の問題だ。偶発的な事象として起こり得るものだ。スペインも同じような問題を抱えている。主役たちが舞台を去ったところでね。

『クラブが若い選手に対してドアを閉じている』というのは言い訳に過ぎない。私の世代も、同じように素晴らしい選手たちと競争しなければならなかった。そして、その中で私は常にプレーした。同僚たちもそうだった。

もしその者が良い選手であるのなら、ポジションは見つけられるはずだ。マルコ・ヴェッラッティを見ればいい。彼はイタリアでもスタメンで起用されていた。もしお金があれば彼をキープすることが出来たはずだ」

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