まず調べたのは、過去10シーズンにおける開幕後5節のホームチームの勝率だ。
Jリーグでは日程調整のために一部のチームが試合を後で行うことがあるが、今回はそうした例外も踏まえてのデータである。
また、2011年シーズンは東日本大震災のため第2節から第6節までが延期となったため、第1節に加え第7節から第10節の計41試合を対象とした。2015年シーズンは、1stステージの第1~5節が対象である。
今シーズンの35.6%という数値は、過去10シーズンの中で2番目に低い値だ。2007年から2012年にかけては40%以上の数値を叩き出しているが、2013年からはやや低い値となっている。
また、過去10シーズンで唯一50%を超えたのは2010年シーズンのみ。逆に言えば、このシーズンからやや右肩下がりな印象を受ける。
ひょっとしたら「開幕後5節」ということで、ホームチームが想定以上の実力を出せていないのかもしれない。
そこで2015年から過去10シーズンにおける全試合のデータを抽出した。