13日に行われたリーグアン第30節のトロワ戦で0-9と圧勝したパリ・サンジェルマン。これは2015年のギャンガン戦で記録した6-0を超える、クラブ史上最大の勝利であった。
これによって2位に付けるモナコとの勝ち点差を25とし、残り8試合で得られる勝ち点24では逆転が不可能となった。なお、得失点差は+62とスゴイ数字であり、おそらくこれもシーズン終了時には記録になるだろう。
Paris est officiellement Champion de France pour la 6e fois ! #ParisiensEtChampions #IciCestPar6 pic.twitter.com/GtIzeoM9Pd
— PSG Officiel (@PSG_inside) 2016年3月13日
パリ・サンジェルマンはこれで4年連続6回目のリーグ優勝を達成。もちろん、フランスリーグ史上30節での優勝は初めてであり、2006-07シーズンのリヨン(5試合)を更新した。
また、欧州主要リーグに範囲を広げても、2014年のバイエルン・ミュンヘン(残り7試合)を超えるスピードとなっている(ただ、ブンデスリーガはフランスと比べて試合数が少ないため比較しにくい)。
さらに、この勝利によりシーズンのアウェイゲームで13勝に到達。これはサンテティエンヌ(1969-70)、マルセイユ(1971-72、2008-09)、リヨン(2005-06、2006-07)を超える最多記録となった。
そして、フランス国内でこれまで最も主要タイトルを獲得していたのはマルセイユであったが、これによってパリ・サンジェルマンが並ぶことになった。
PSG:28個
- カップウィナーズカップ、フランス1部(6回)、クプ・ドゥ・フランス(9回)、クプ・ドゥ・ラ・リーグ(5回)、トロフェ・デ・シャンピオン(5回)、インタートトカップ、フランス2部
マルセイユ:28個
- チャンピオンズリーグ、フランス1部(9回)、クプ・ドゥ・フランス(10回)、クプ・ドゥ・ラ・リーグ(3回)、トロフェ・デ・シャンピオン(2回)、インタートトカップ、フランス2部、チャンピオンズチャレンジ
なお、パリ・サンジェルマンは今後クプ・ドゥ・フランス決勝、クプ・ドゥ・ラ・リーグ決勝を控えているため、それを今季中に2個増やせる可能性がある。
ちなみに、4得点を決めたズラタン・イブラヒモヴィッチはこれで115試合102ゴールと3桁に乗せたが、実はこれはフランスリーグの最速記録ではない。
それは1970年代にプレーしたアルゼンチン人選手で、監督としても非常に有名な人物なのだが、ご存じだろうか?