デンマークのスポーツブランド、Hummel。
宮市亮が所属するザンクト・パウリやV・ファーレン長崎といったチームにユニフォームを提供しており、今年の夏からは"お膝元”であるデンマーク代表と12年ぶりにサプライヤー契約を結ぶことが決定している。
そんなHummelは日本代表が今月24日(木)に対戦するアフガニスタン代表のサプライヤーでもある。このほどその新ユニフォームを発表したのだが、その中に歴史上初となる試みがあった。
hummel and the Afghan Football Federation present a new national team shirt: https://t.co/dtIBvdAT5j pic.twitter.com/iImyqJdn3m
— hummel International (@hummel1923) 2016年3月8日
こちらはアフガニスタン女子代表の新ユニフォームであるが、一番左のモデルにご注目。イスラム教徒の女性が頭につけることで知られる「ヒジャブ」が一体となったインナーシャツを用意したのだ。
一般的にイスラム教徒の女性は、女性的な部分を包み隠さなくてはならない。そのため外出時には頭部にスカーフを巻くといった服飾習慣があり、スポーツを行う際にもそのような特別な措置が取られる。
AFC U-16 Women's C'ship - Report & Reaction: Korea Republic 5-0 Iran > http://bit.ly/1L4jXcQ #AFCU16WC
Posted by The Asian Football Confederation on 2015年11月8日
こちらは、昨年AFC U-16女子選手権を戦ったイラン代表のユニフォームだ。
見ての通り、選手たちは頭にスカーフを巻いている。またGKの選手は長いパンツを履き、フィールドプレーヤーはスパッツを着用し肌の露出を出来る限り抑えている。
こうしたスカーフなどはこれまでユニフォームとは別のものであったのだが、Hummelは革新的なアイディアでアフガニスタン女子代表をサポートすることに決めたようだ。