アラビア語圏で生まれた選手にとっては、ヨーロッパでの言語習得はかなり難しいものになると言われている。

このところはムハンマド・サラー、ムハンマド・アル・ナーニー、そしてアハマド・ハッサン“クーカ”などが成功を収めているが、失敗してしまった者も多い。

欧州に挑戦したものの成功することが出来ず、今季エジプトに帰ってしまった選手たちを紹介する。

“エジプトのイニエスタ” サラー・ゴマー

ENPPI→ナシオナウ(ポルトガル)→アル・アハリ

2012年のロンドン五輪に出場した「エジプトのイニエスタ」は、ポルトガルでも10番を背負うなど期待を集め、それなりの活躍も見せた。

しかし昨年夏にその期限付き移籍の期間が満了となり、今季は国内の名門アル・アハリに入団している。

【次ページ】その2