『Newsday』は「リオ五輪出場を決めたイラク代表FWアイマン・フサインが、テロの影響を受けた家族について話した」と報じた。
先日カタールで行われたAFC U-23選手権は、日本代表が優勝を果たしたこともあって大きな盛り上がりを見せた。
その一方で、地元のカタールを破って3位に入ったイラク代表も五輪への切符を掴むことに成功。延長戦でその決勝点を決めたのが、フル代表の経験もあるFWアイマン・フサインだった。
彼は現在19歳で、バグダッドにあるアル・ナフトで育った。しかし故郷はイラク北部にある街キルクークの郊外である。
ここはクルド人勢力が支配をしている一方で、石油の採掘量が多いことから各勢力による戦闘が続発している場所だ。
アイマン・フサインの父親は2008年にアル・カーイダによる襲撃を受けて殺害された。
そして2014年には集落がISの襲撃を受けて家が破壊されたと伝えられているほか、警察で働いていた兄弟の一人が拉致されて行方不明になっている。
彼はインタビューに対して次のように話し、テロによって起こる事件はこれが最後にはならないだろうと語った。