『Sports Illustrated』は「アメリカ女子代表GKホープ・ソロは、今の段階ではオリンピックには行かないと宣言した」と報じた。
現在世界的に大きな問題の1つになっているジカ熱。ネッタイシマカが媒介するウイルスで引き起こされる伝染病だ。
健康な人間には命にかかわる症状が出ることはないが、女性が感染した場合、胎児に小頭症が発症する可能性が高まると言われている。
今夏オリンピックが行われるブラジルは、そのパンデミックの中心地の1つだ。特にサッカーはリオデジャネイロだけではなく、マナウス、サルヴァドール、ブラジリア、ベロオリゾンテ、サンパウロなどでもプレーする。
特に気温の高い北部や都市部以外では感染の確率は高まる可能性が高く、それはジカ熱に留まらずデング熱、マラリア、チクングニア熱にも当てはまる。
アメリカ代表で中心的な守護神として活躍し続けているホープ・ソロは月曜日に以下のように話し、現時点の状況であればオリンピックは辞退すると明かした。
ホープ・ソロ
「今日選択をしなければならない場合、私はオリンピックには行かないだろう。私は子供の健康を脅かすようなリスクを取ることはない。
私はジェラミー(夫のジェラミー・スティーヴンス)との間にそのような日が来るのかどうかは分からない。しかし、私は健康的な子供を持つための権利を保持したい」