今年でJ2昇格4年目ながら、すでに6位が2度というV・ファーレン長崎。2年ぶりの昇格プレーオフ進出を果たした昨季も、J2初年度から指揮を執る高木琢也監督のもと持ち前の運動量でシーズンを走り抜き、リーグ最少の33失点を記録した。

今オフは15人以上の入れ替えがあり、FW田中輝希(名古屋)、FW永井龍(C大阪)、MF養父雄仁(熊本)、MF小野寺達也(栃木)、DF上本大海(仙台)、DFパク・ヒョンジン(広島)など大型補強を敢行。昨季の主力であるMF梶川諒太(湘南)を完全移籍で獲得したことも非常に大きい。

V-Varen Nagasaki 2016 Hummel Home

長崎は3日、2016シーズンの新ユニフォームを発表。クラブカラーであるオレンジと青を基調にしたホームで最も特徴的なのは、やはり胸の大胆なV字型のプリントだろう。

これは、クラブが昨年チーム設立10周年を迎え、2025年に向けた中長期計画の中で、重要になるとしたコンセプト『約束』を表現したもの。長崎らしい地方クラブの在り方を全国に発信し、長崎県および地域企業の未来に寄与することを最大の目的に、その実現を“約束”している。

チームや選手とファン・サポーター、長崎県民をつなぎ、大きな未来へとつながる『約束』を、細いラインが多く交わることで太い一本のライン、つまりクラブの進むべき道としてデザイン。V字には、V・ファーレン長崎のV、そしてHummelのシェブロンラインを重ね合わせ、未来に向けて両者が一体となって進むという意味も込められた。

ちなみに、背中の襟首下には「#PromisedFuture」がプリントされており、選手たちはこの『約束』を文字通り背負ってプレーする。

身頃には、長崎の出島にある一番船船頭部屋の壁紙をモチーフにシェブロンラインを組み合わせたオリジナルの和柄模様をプリント。

険しい航海を乗り越え、閉ざされた日本にやってくる船長のチャレンジャースピリットが、「長崎から世界へ」を目指すクラブにとって、新たな世界の創造につながることを意味し、ファン・サポーター、長崎県民への約束へと結晶させるとのことだ。

ユニフォームスポンサーは、胸の「ジャパネットたかた」、背中の「チョープロ」、袖の「岩崎本舗」が継続。昨季パンツの「リンガーハット」は背中下部へと移っている。

【次ページ】白のアウェイは「長崎ハタ」を配置!