コリーは、世界のサッカー情報を日々集めるという仕事をしております。現在運営する「Qoly」ができる前からも出版などのメディア、テレビゲームなどの分野でお仕事をしておりました。
今回は、弊社が2004年に作成いたしました『欧州クラブサッカー解体新書1995~2005』がひょんなことから世間的に話題になるという事態になりました。それを受けて思うところをしたためました。
ツタヤ図書館は古い資料価値の低い本ばかり?
佐賀県武雄市、神奈川県海老名市に続き宮城県多賀城市がTSUTAYA(以下、ツタヤ)を経営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)運営の図書館をオープンする。しかし、ツタヤ運営の図書館には賛否両論が集まっている。
10月14日に開かれた多賀城市議会定例会で、共産党の藤原益栄議員は武雄市のケースをあげ「資料価値の低い古書」中心の選出であることなどを批判した。それによると、Windows98やXPといった今では使われていないパソコンの書籍や、「2001年度版の公務員対策ガイド」など「賞味期限切れと言ってよい書籍」が多数含まれており、在庫処分の一環に図書館が使われているのではないか?というのだ。
その中の発言に以下のものがある。
藤原益栄
(共産党、宮城県多賀城市議会議員)
「4919番、『東京インテリアショールーム1999~2000年』。1928番、『グルメスポット埼玉』。なぜか埼玉の本が出てきます。これは2001年。(略)そうかと思ったら、8499番から8561番は東京ディズニーランドの本が63冊買われています。それから、9152番は『欧州クラブサッカー解体新書』1995年から2000年。欧州のサッカーのチームがどういう事情かというのを10年以上前のものを買っているんです」
- 多賀城市議会の議事録より引用
これを受けて、「ツタヤ図書館を誘致した市長が子会社入社、収賄罪に該当か 10年前の欧州サッカー本入荷」と、弊社の古書『欧州クラブサッカー解体新書1995~2005』が資料的価値がないとやり玉にあがってしまったのである。
(2000年ではなくて2005年までの本なので5年分だけ新しいよ…と、合わせて誤植を指摘しておきます。)