カスパー・シュマイケル
「(プレミアリーグではなかなかプレーできなかったね?)
僕はプレーできないのが嫌いだったんだ。土曜日が始まって、試合に出られないのが嫌いだった。
僕にとってはプレーが全てだ。それが出来ないことが寂しかった。どこに所属しているかについては気にしなかった。フットボールが不足していたんだ。ただフットボールがしたかった」
「(レスターは成功しているね?)
今のポジションに疑問はない。我々には非常に貴重なチームスピリットがあると思う。
現代のサッカーは、しばしばポゼッションにおいて迷ってしまう。しかし我々は違うんだ。長くボールを持つことはしない。
ボールを得れば、我々は速い。そして攻撃する。あらゆる時にゴールへ向かっていく。他に何もなくても、我々は面白い。
我々の年齢層は近く、多くの選手が3~4歳違いだ。シュルップ、キング、ドリンクウォーター、ジェームズ、僕、モーガン、他にも多くの。ヴァーディもそうだ。
遠征のために旅をしているときにも楽しい時間を過ごせる。パスでも電車でも、静かにはならないよ。
同じような年齢の選手が集まれば、そこには同じような状況、同じような生活、家族、子供などがあって、共通した話題があるんだ。
大きな夢を持たなければいけない。我々がいるポジションは素晴らしい。
我々が優勝を信じているとは言わないが、夢を見ることは出来るし、私は間違いなくその夢を描いている。
この6~7ヶ月ともにプレーしてきたので、それを不可能だとは思わない。
我々は良いチームだ。良いクラブだ。良く動くクラブだし、勢いがある。センスがある選手、スピードがある選手がいる。リーグで最もスピードがある選手トップ10のうちの5人がいるんだ。
対戦するのは難しいだろう。この数試合の内容を見たなら、それを継続させることが出来ればどうなるか?
誰も分からないし、限界はない。長い間首尾一貫してきたのだから、ここで起きていることはマグレではないんだ。
飢えは最も重要だ。ハングリーさは歩き続けること、働き続けることに繋がる。それを持ち続けることが出来るなら、我々には試合をひっくり返せる質を持つ選手がいる。何が起こるのか、誰も分からない。
我々が狙う勝ち点は40ポイントだ。我を忘れてはいないが、進み続けなければならない。タイトルを取れるのか、トップ4、あるいはトップ6で終われるのか。時間が教えてくれる。
しかし、我々には特別な何かを成し遂げられるという確信があるんだ」
レスターGKシュマイケル、父との比較は「父が嫌っている」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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