チェコのスロヴァン・リベレツは、昨シーズンのチェコ国内カップを制し今季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得。
予備予選3回戦でイスラエルのイロニ・キリヤット・シュモナを、プレーオフでクロアチアのハイドゥク・スプリトをそれぞれ破り、見事EL本戦に進出していた。
グループFに入ったスロヴァン・リベレツ。10日に行われたグループステージ最終節ではホームでマルセイユと対戦したのだが、この試合で見せた“奇策”が話題だ。
Slovan Liberec take crowding the goalkeeper to a whole new level against @OM_Officiel! #UEL pic.twitter.com/QCGUcA07Om
— BT Sport Football (@btsportfootball) 2015, 12月 10
マルセイユが0-1とリードして迎えた26分、スロヴァン・リベレツはコーナーキックを獲得する。青いユニフォームを着たのがスロヴァン・リベレツの選手たちだ。
この時、ペナルティエリア内にはスロヴァン・リベレツの選手が6-7人いるように見える。キッカーとGKを除くと残りは2-3人ということを考えると、かなり多い人数だ。
では、この6-7人は何をしていたのだろうか?
よく見ると、これらの選手の多くがゴールのすぐ前に立っており、相手GKであるスティーヴ・マンダンをゴール内に閉じ込めるような形になっている。
[#EuropaLeague] La tactique du Slovan Liberec sur corner... pic.twitter.com/D7pmGBVAv0
— Footballogue (@Footballogue) 2015, 12月 10
このシーンの映像がないため詳細は不明だが、この後どのような展開になったか気になるところ…。
サッカーでは相手選手の進行を妨げるプレーは間接フリーキックの対象となるが、あくまでキック前にGKのポジションを動かし惑わすという意味では意外と使える策かもしれない。
なおこのシーンで得点は生まれなかったようで、試合は2-4でマルセイユが勝利している。