2013年に現役を引退し、指導者に転向している「スウェーデンの英雄」ことヘンリク・ラーション。

2015シーズンからは、ヘルシンボリの監督に就任している

そんなスウェーデン1部リーグ「アルスヴェンスカン」は先週末に開幕したばかりなのだが、ラーション監督はある“奇策"に出ていたようだ。

なんと、現在はクラブのキットマンとして働く42歳のダニエル・アンデション氏をリーグ開幕戦でGKとして出場させたというのだ。

英国『Metro』によれば、ヘルシンボリでは開幕前にGKの選手2名が負傷しており、この試合で起用することができなかったという。そのため、かつてスウェーデン代表に招集経験があり、現在もパートタイムとしてGKコーチを務めるアンデション氏を選手登録することにしたそうだ。

先発メンバーは以下の通り。アンデションには背番号39が与えられている。

試合は0-0で終了し、見事アンデルソンは失点0でこの試合を終えた。

試合後の記者会見には、ラーションとアンデションが出席したようだ。

ラーション監督は「みんな感銘を受けたはずだ。彼はもうすぐ43歳なのに、試合でミスを見せなかった。クラブにダニエル・アンデションのようなマルチタスクをこなす選手がいて私はとてもハッピーだ」と答えた。

また、意外な形で現役復帰したアンデションも「これは全く準備していないシナリオだった。キットマンからGKコーチになり、そしてプレーすることになるなんてね」と話したようだ。

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