先々週、あるシーンがチェルシーファンの間で大きな話題となった。
プレミアリーグ第13節チェルシー対ノリッジ戦。前半12分にチェルシーが右からのコーナーキックを得ると、キッカーのウィリアンは低めの鋭いクロスを供給。ここでキャプテンのジョン・テリーがそのシーンを披露した。
JT: 'It was a good performance and hopefully this is a step in the right direction for us.' https://t.co/Ba5Cky5QLn pic.twitter.com/2wMSMRBPKI
— Chelsea FC (@ChelseaFC) 2015, 11月 22
ニアサイドに走り込んでのバックヒール。
シュートは惜しくも枠を外れたが、ブルーズサポーターの頭には即座に共通の場面が浮かび、皆が心を大きく動かされたことだろう。
2002年1月16日、FAカップ3rdラウンド(再試合)の同じくノリッジ戦で、ジャンフランコ・ゾラが決めたあのミラクルゴールと全く一緒の形。
この得点は、コーナーキックをヒールで決めるという技術面の衝撃はもちろん、背景に隠されたあるエピソードとともに「クラブ史上最高のゴール」として多くのサポーターに認知されてきた。
良い機会だ。今回はそのゴールの偉大さについてシェアしよう。