17日、『FourFourTwo』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、国際サッカーのスケジュールを変えなければならないと批判した」と報じた。
サッカー界の市場規模が拡大するに従い、徐々に試合数も増加。EUROやワールドカップなどの大会も出場チームが膨らんでいき、選手はますます休息が出来ない状況となっている。
取材に答えたアーセン・ヴェンゲル監督は以下のように話し、このままではいつの日かクラブがインターナショナルマッチに選手を送らないという選択をする日が来るかもしれないと警告した。
アーセン・ヴェンゲル
(アーセナル監督)
「やるなら今しかない。全てのことを叩き台に乗せたいと思っている。
欧州選手権は16チームから24チームに拡大された。賭けても良いが、システムはそのように組織されている。
新しいFIFA会長が就任したら、ワールドカップは32チームから40チームに拡大されるだろう。
なぜだ? アフリカ大陸はワールドカップに5カ国、そしてヨーロッパは13カ国出ている。これ以上長く働くことは出来ないよ。
もしFIFAの会長に当選しようとするならば、アフリカの国々の投票が必要となる。だから、アフリカに多くのものを与えなければならない。
だから、次のワールドカップはおそらく40チームになるだろう。
我々は、選手達がシーズンを通して休息を取ることが不可能になるスケジュールに直面するのだ。
この種の問題は、クラブチームと、そして代表チームや国際サッカーとの間に摩擦を生じさせ、分断が起こり得る。
いつの日か、クラブはこう言うだろう。
『もうたくさんだ。我々は多くの給与を最高の選手に支払っている。だから、我々のチーム、我々の組織、我々の大会で共にあるべきだ』
これは重要なことだ。我々にチャンスがある間に、叩き台に載せなければならない」