16日、『Liverpool Echo』は「リヴァプール・レディースのイングランド代表FWナターシャ・ダウィーは、メルボルン・ヴィクトリーと契約を結んだ」と報じた。
ナターシャ・ハリーファ・ダウィーは1988年生まれの27歳。UAEのアブダビ生まれであるが、若くしてイングランドへ移り住み、ワトフォード・レディースで育成されたストライカーである。
フラム、チャールトン、エヴァートン、バーネットなどでプレーし、2012年からはリヴァプール・レディースに所属。
2013年には13ゴールでリーグ得点王となりチームの優勝に貢献。今季はチームが不調で残留争いになってしまったが、カップ戦の方で7試合9ゴールという記録を残している。
今回メルボルン・ヴィクトリーに移籍するのは2ヶ月のローンで、同国で認められているゲストプレイヤー契約。かつて三浦知良選手がシドニーFCに移籍した際に話題になった制度だ。
彼女自身にとっては初めての国外移籍(UAE生まれではあるが…)となり、本人も「違ったスタイルを体験できるチャンス」と前向きなコメントを残している。
なお、オーストラリアの女子リーグ(Wリーグと呼ばれる)は今季の約三分の一にあたる5試合を終えており、メルボルン・ヴィクトリーはなんと5連敗でダントツの最下位となっている。