『BBC』は「プリマス・アーガイルのGKジェームズ・ビットナーは、初めてのベンチ入りから4991日でプロでの初スタメンを飾った」と報じた。

ジェームズ・ビットナーは1982年生まれの33歳。スウィンドン・タウンの下部組織で育成され、2000年にフラムと契約してプロ選手となった経験を持つゴールキーパーである。

その後ボーンマス、QPRに所属し、2002年3月16日には初のベンチ入りを果たすものの出番が得られず、その後キャリアはノンリーグへ移っていった。

アマチュアのエクセター・シティ、ソールズベリー・シティ、フォレスト・グリーン・ローヴァーズなどでレギュラーとしてプレー。

2013年にはついに4部のニューポート・カウンティと契約してプロリーグに戻るも、出番は一つも得られないまま契約が満了に。ソールズベリーに選手兼コーチとして舞い戻っていた。

しかし2014年夏、『一生に一度のチャンス』として4部のプリマス・アーガイルとコーチ兼任で契約を果たすと、1月には途中出場でデビュー。

そして先週末の土曜日、ついにヨーク・シティ戦でプロリーグでの初スタメンを飾ることに成功したのである。

プリマス・アーガイルはこの試合で2-1と勝利を収め、ビットナーは初のスタメンで勝ち点3を獲得するという偉業を成し遂げた。

ジェームズ・ビットナー

「僕はスウィンドンでキャリアを始め、プレミアリーグのフラムにも行ったが、いつも残念ながら2番手、3番手の選択肢だった。

高いレベルにある時にそれだとイライラする。仕事も落ちてしまうし、『頼むからチャンスをくれ』と考える。

ゴールキーパーにとって、若い頃に変化が得られない場合、それは難しいものになる。もしそうならなければ、常にセカンドか、サードチョイスとして見られることになる」

「(試合は?)

最後に得点を決められてしまったことに少し怒っている。クリーンシートを取れれば良かったが、3ポイントは3ポイントだからね」

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