こちらは前半34分、ゴンサロ・イグアインの折り返しをエセキエル・ラベッシが中央で詰めアルゼンチンが先制ゴールを決めたシーン。

鮮やかな崩しであるが、ルイスのポジショニングに注目していただきたい。


下の画像は進行方向が逆になっているので分かりにくいが、アルゼンチンのディ・マリアがボールを保持した際、ブラジルは3選手が対応にあたっていた。

にもかかわらずルイスはボールウォッチャーとなりポジショニングが中途半端に。結果、背後に広大なスペースを空けてしまい、斜めの動きを見せたイグアインにあっさり裏を突かれてしまったのだ。

また、こちらの場面でも、

ルイスがボールホルダーに寄せたことで空いたスペースを簡単に使われ、決定的なピンチを招いている。

もちろんこの2つの場面は、他のブラジルの選手がボールに寄り過ぎていることで全体のバランスが崩れている面はある。それでもなおルイスのポジション取りが中途半端であることは否めない。

失点に絡んだルイスはさらに終了間際に立て続けにイエローを受け、プロキャリア初となる退場を受けることになった。

「並外れた攻撃性能」と「圧倒的なスケール感」がルイスの評価を曇らせているのかもしれない。基礎のない応用がアテにならないように、本職のプレーがしっかりしてなければこれから先さらなる名声を得るのは難しいだろう。

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