7日、J1 2ndステージ第16節が行われ松本山雅FCはヴィッセル神戸に1-2と逆転負けを喫した。

今年を象徴する試合だった。阿部吉朗のゴールで前半に先制するも終了間際に森岡亮太、ペドロ・ジュニオールにゴールを許し逆転負け。同じく残留を争うアルビレックスが負けただけに、リードを守れれば残留の可能性もあり得たものの、無念のJ2降格となった。

昨シーズン、J2で2位の好成績を残しJ1に初昇格を果たした松本だが僅か1年でJ1の舞台を去る。チーム平均の走行距離114.6kmは湘南ベルマーレに続く2位、走行距離ランキング10傑に名を連ねる選手こそいないが全員が反町康治監督の“走るサッカー”を体現した。しかし、結果は残せなかった。

反町監督は、敗戦後以下のように語った。

反町康治
(松本山雅FC監督)


「全体的にはそこまで悪くなかったが、後半2点目を取らないとこういうことになってしまうという。まさに教訓というようなゲームだった」

そう、松本は今シーズン試合に先制することは多かった。しかし、後半残り15分からがきつかった。

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