『SBS』は「国際サッカー連盟(FIFA)は、オーストラリアからの会場変更の要求を認めなかった」と報じた。
先月末からテロ事件が相次いでいるバングラデシュ。先月末から今月初めにかけてイタリア人男性と日本人男性が殺害されており、24日にはイスラム教施設で爆発事件が起こった。
これらの犯行についてはイスラム教過激派組織ISが犯行声明を出しており、先日イタリア人男性殺害については実行犯と見られる4名が拘束されている。
オーストラリア代表チームは11月17日にバングラデシュでのアウェーゲームを控えていたが、治安上の問題があるとしてFIFAに会場の変更を訴えていた。
なお、クリケットのオーストラリア代表チームはバングラデシュへの遠征をいち早く取りやめていた。
しかしFIFAはこのオーストラリアの訴えについては認めないことを決定し、十分なセキュリティ計画があるために安全上の問題は排除できると判断した。
オーストラリアサッカー連盟のCEOを務めるデイヴィッド・ギャロップ氏は以下のように話しているという。
デイヴィッド・ギャロップ
(オーストラリアサッカー連盟CEO)
「現時点で、政府はバングラデシュを『十分注意して下さい』のレベルであると設定している。それは『渡航を延期して下さい』以上のレベルではない。
全ての情報が得られた際に我々は決断を行う。そして、今後48時間でFIFAから更なる情報が得られることを期待している」