5月18日、『AFP』は「マレーシアFAカップ準決勝のトレンガヌ対シンガポール・ライオンズXIIで発生した観客暴動事件により、警察は25名を逮捕した」と報じた。
該当の試合は16日の夜に行われたもので、地元のトレンガヌFCがシンガポール・ライオンズXIIを3-2と撃破。しかしファーストレグでシンガポール・ライオンズが2-1と勝利を収めており、アウェーゴールの差で準決勝敗退が決定した。
審判のジャッジに納得がいかなかったトレンガヌのサポーターは試合が終わる前に暴徒化し、警備員やスタッフに向けて物を投げ入れたり、スタジアムのドアを壊すなどの行為に発展。
暴徒は試合終了後の解散要求を受け入れなかったため、警察は鎮圧のために催涙ガスを発射するなど実力行使に打って出た。
まさにこの衝突があった際の模様は撮影されており、激しい破壊行為が行われていることが見て取れる。
最終的には暴動は鎮圧されたものの、これに関連したサポーター25名が逮捕されている。
マレーシアでは昨年行われたスズキカップ準決勝やフィリピンとの親善試合でも暴動事件を起こしており、ファンのフリーガン化が深刻さを増している。