9月5日、『WA Today』など各メディアは「オーストラリアサッカー連盟は、代表チームがアウェーゲームを行うタジキスタンの首都ドゥシャンベの治安状況を警戒している」と報じた。
現在タジキスタンでは政府と国防副大臣ナゾルゾダ氏が指揮する反政府武装集団の衝突が発生している。4日には内務省の機関が襲撃され、警察官8~9名、武装集団の9~13名が死亡していると報じられている。
武装集団の残党は現在も逃走と襲撃を続けており、国防副大臣(現在は解任されている)もまだ健在であり、更なる衝突も予想されている。
タジキスタン政府がイスラム政党であった野党「イスラム復興党」の活動を禁止する命令を下したことによる軍事衝突であり、ドゥシャンベ空港の周辺でも衝突が発生した。
現在行われているワールドカップ予選でタジキスタンとのアウェーゲームを控えているオーストラリア代表は、これらの混乱に対して一時懸念を表明していたものの、最終的には土曜日に渡航するというスケジュールは変更せず。試合については予定通りに行われる見込みである。
また、その一方でオーストラリアサッカー連盟はタジキスタン当局との連絡を密にし、何らかの混乱が発生した場合には対応を取ることが出来るよう準備しているようだ。