今月30日で55歳になった元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナ。
A 20 años de mi regreso a #Boca Juniors.Il mio ritorno al #BocaJuniors 20 anni fa.My return to Boca Juniors 20 years ago.
Posted by Diego Maradona on 2015年9月30日
現役引退から20年近く経つが、いまだ史上最高の選手として度々名が挙がる正真正銘のレジェンドだ。
その彼の誕生日に合わせて、『Gazzetta dello Sport』が10のエピソードを伝えていた。
Happy 55th birthday to Diego Maradona: Celebrate his 10 greatest moments here - https://t.co/gKIc4cMfRc pic.twitter.com/AMquS8Qlhd
— GazzettaWorld (@GazzettaWorld) 2015, 10月 30
そのなかで、興味深いエピソードがあったので紹介したい。
1990年代に最も有名なイタリア人審判のひとりであったグラツィアーノ・チェーザリ氏が語った話である。1990年から2002年までセリエAで笛を吹いた同氏は、こう述べたことがあったという。
グラツィアーノ・チェーザリ(元審判)
「マラドーナがピッチ上で話したり、うめいたりするのを一度も聞かなかった。
彼が食らっていた恐ろしいタックルにも関わらずね。
正直なところ、彼の声がどんな感じか、私には伝えることができない。
ロベルト・バッジョも同じであった」
同氏によれば、マラドーナはどんな酷いタックルを受けても、ピッチ上で決して声を出さなかったという。
さすがに味方への指示出しなどはしていそうだが、それでもほとんど声を聴いたことがないということのようだ。エキセントリックなイメージのあるマラドーナだが、ピッチ上では淡々とプレーしていたということだろうか。