EURO2016本大会出場を決めた北アイルランドに異色のキャリアを持つストライカーがいる。
ジョシュ・マゲニス、グレントラン下部組織で育った彼を待ち受けていた数奇なストーリーに『Mirror』『Daily Mail』など英国各紙もこぞって書きたてている。
どんな選手なのだろうか?
ラグビー選手との両立、そしてゴールキーパーに
ダウン州で生まれたマゲニスは、叔父マークもサッカー選手として北アイルランド国内リーグでプレーする選手であった。
地元のチームでプレーしていたマゲニスは、ユースの大きな大会であるミルクカップではサイド、もしくは前線を務めていた。一方で、またラグビーをプレーしていた。
ラグビーとサッカーを両立していたマゲニスだが、16歳の時にフットボールを選択する。
ジョシュ・マゲニス
(北アイルランド代表ストライカー)
「16歳の時に私はラグビーよりもサッカーを選びました。
自分が、もし、ゴールキーパーとして十分でなかった場合は、ラグビー選手としてフルタイムプレーをする道に戻ろうと思っていました」
そう、国内の名門、グレントランの下部組織を経て2007年にウェールズのカーディフ・シティへ加入するのだが、この時マゲニスはゴールキーパーとしてプレーしていた。