EURO2016予選を終えて、本大会に出場する20チームとプレーオフに進出する8チームが決定した(詳細はこちら)。

これまで16か国しか出場できなかった欧州選手権だが、24に出場枠を増やしたことでいろんな意見が出てきている。

反対派の多くはレベルが下がることを危惧する声であり、賛成派の多くはこれまで出場機会のない国にチャンスが訪れるというものだ。

最初の異変

実際に、異変が起きたのは昨年11月のこと。

同月14日(日本時間15日)に第3節を終えたEURO2016予選でちょっとした珍事が起こったのが始まりである。

グループBの首位にウェールズ、グループFの首位に北アイルランド、さらにはリトアニアなどが好調とこれまで国際大会から離れていた国がここぞとばかりに結果を出したのだ。

最終的には、ウェールズ、北アイルランドはそのまま本大会出場を決め、アイスランド、アルバニアら馴染みのない顔ぶれも本大会へストレートインしている。

一方で、2014年ワールドカップで結果を残したオランダやEURO2004優勝のギリシャは出場枠増という状況下でも予選を突破することができなかった。

実際に、サッカー界の声を拾ってみよう。

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