現在行われているEURO2016予選で好調を維持し、グループFで首位につけるのは北アイルランド代表。

チームは現在勝ち点17をあげており、次節のギリシャ戦に勝利すればその瞬間史上初となるEURO本大会への出場が決定する。3位につけるハンガリーの結果次第では黒星を喫しても2位以上が確定するため、本大会出場に王手をかけているといえそうだ。

そんな快進撃を続ける北アイルランド代表が、プレミアリーグでもお馴染みの選手を新たに招集するかもしれないと英国『Mirror』が伝えている。その選手とは、この夏サンダーランドからクリスタル・パレスへと移籍したFWコナー・ウィッカムだ。

ウィッカムは1993年3月31日生まれの22歳。イングランドのヘレフォード出身で、同国の世代別代表でプレーしてきた選手である。

2010年に行われたU-17欧州選手権では決勝でスペインを沈める決勝点を叩きこみ、イングランドに優勝をもたらしている。また、2011年に行われたU-21欧州選手権でもイングランド代表メンバーに選出され、「黄金世代」と呼ばれたメンバーの中でも中心的存在であった。

そんなウィッカムの父親であるステファンは北アイルランド国籍である。そのためウィッカムも同国の国籍を保有しており、イングランドA代表でのプレー経験がないため北アイルランド代表でプレーすることが可能である。

そこで、北アイルランドを率いるマイケル・オニール監督は、もしEURO2016への出場権を確保した際にはウィッカムを説得し代表メンバーの一員としてウィッカムをフランスへ連れていくのではないか、と伝えられているのだ。

U-21イングランド代表では17試合に出場し、6得点をあげているウィッカム。大きな決断を迫られる日が来るかもしれない。

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