10月7日、『Tuttomercatoweb』は「元イタリア代表FWのマルコ・シモーネ氏は、近年のミランの動きを批判した」と報じた。
マルコ・シモーネは1969年生まれの46歳。1989年にコモからミランに加入し、4度のリーグ優勝や2度のチャンピオンズカップ制覇に貢献したストライカーである。
現在は現役時代の晩年を過ごしたフランスで指導者の道を進み、2部のトゥールで監督を務めている。
数年間低迷を続ける古巣のミランについて質問を受けたシモーネは以下のように話し、お金はあるがアイデアがないと批判した。
マルコ・シモーネ
「私はいつもミランを応援しているし、今のような彼らを見ることは心が痛むよ。
平凡だ。ミランの結果を分析するとね。チームの最大の問題について語るとすれば、予算については別に話すことはない。
重要な予算を持っている会長を持っているのは幸運だ。しかし、それよりはアイデアだ。
もし彼らがプロジェクトの中にアイデアを組み込むことが出来れば、チームはすぐにランキングのトップに返り咲くことが出来るだろう。
もし、より大きなお金をかけることで問題を解決できると考えているなら、5~6年投資を行ったとしてもそれは結局残ってしまうだろう。
我々は、クラブがメディアやファンに『目くらまし』をかけるようにビッグネームを獲得しようとしているのを見てきた。
偉大なミランはかつて明確なアイデアを持って働いており、その上に重要な予算を備えていた」
「(アドリアーノ・ガッリアーニCEOの退任要求もあるが?)
変わるべき時が来たのかどうか。それを言うのは難しい。私は、アリエド・ブライダ(元ミランSD。現在はバルセロナSD)を手放したことは理解できない。
ガッリアーニとベルルスコーニにはもう一度自分を見つめ直して1からスタートして欲しいが、彼らはもう『勝てるミラン』を構築する方法を忘れてしまった。
今、彼らはお金で何かを構築しようとしているようだが、しかしそれは無意味だ。経済的なレベルでは、レアル・マドリーやマンチェスター・シティに敵うわけがないのだから」