先週末に行われたマドリードダービーは、アトレティコ・マドリーFWルシアーノ・ビエットが試合終了間際に同点弾をあげタイムアップ。

試合を優勢に進めていたアトレティコだったが、レアル・マドリーGKケイロル・ナバスの好セーブもありホームで勝ち点3をあげることはできなかった。

とはいえ、ホームでマドリーに敗れるという最悪の結果は逃れたアトレティコ。それだけに、ビエットが同点弾をあげた際にはビセンテ・カルデロンの盛り上がりも最高潮を迎えたのだが、誰よりも喜んでいたのはこの人だった!

アトレティコをヨーロッパでも戦えるチームに鍛え上げ、熱血指揮官としても知られるディエゴ・シメオネ監督だ。

ビエットがゴールをあげるとシメオネは感情を爆発させコーチングボックスの前へとダッシュ。そしてヘルマン・ブルゴスコーチと熱い抱擁を交わしたのであった。

ブルゴスと抱き合った直後も、メインスタンドのファンに向かってこの歓喜!優勝決定戦ならまだしも、あくまで序盤の試合でこの情熱はすごい…。

途中出場させた選手がこの大一番で結果を残しただけにその喜びは人一倍大きかったはずだが、試合中にこれだけのパッションを見せるところもシメオネ監督が愛される理由だろう。

シメオネ監督に人となりとクラブ愛を感じさせるシーンであった。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介