欧州各国でビッグマッチが開催された4日のサンデーナイト。

スペインではビセンテ・カルデロンで、アトレティコ・マドリー対レアル・マドリーのマドリード・ダービーが開催された。

試合はレアル・マドリーが開始9分にカリム・ベンゼマのゴールで先制するも、83分、ジャクソン・マルティネスの突破から中でアントワーヌ・グリーズマンが触り、最後はルシアーノ・ビエットが押し込んでアトレティコが同点に。

試合はこのまま終了し、白熱のダービーは痛み分けとなった。

さて、そんなこの試合でマドリーのゴールマウスを守ったのは、好パフォーマンスを見せているGKケイロル・ナバスだった。

ダビド・デ・ヘアに関する移籍の破談により、この夏チームに残留することになったケイロル・ナバス。しかし、今シーズンはここまで全試合に出場しており、アトレティコ戦までに喫した失点はわずかに1であった。

そんなケイロル・ナバスはこのダービーマッチでグリーズマンのPKをストップしつつもビエットにゴールを許し、今シーズンの失点数を2とした。とはいえ9試合に出場しこの数字は立派であるのだが、『Opta』がこんなデータを紹介していた。

昨年行われたワールドカップ終了後にレアル・マドリーに加入したケイロル・ナバスだが、これまでマドリーで喫した10失点のうち、その半分にあたる5失点がアトレティコ・マドリー相手であったのだという。

ケイロス・ナバスは昨シーズン、イケル・カシ―ジャスとポジションを争う形でマドリーに加入した。リーガ・エスパニョーラ6試合、コパ・デル・レイ3試合、チャンピオンズリーグ2試合の計11試合に出場し8失点していたのだが、コパ・デル・レイのベスト16のアトレティコ戦で2試合4失点を喫していた。

そのため、今回の失点はアトレティコ戦での計5失点目。ケイロル・ナバス自身のマドリーでの失点数はこれで10となり、その半分がアトレティコ相手に奪われたものとなるのだ。

失点自体は少なく多くの人がその活躍を知っているはずなのだが…ケイロル・ナバスにとってアトレティコは“天敵”なのかもしれない。

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