『Evening Standard』は「WBAの監督を務めているトニー・ピューリス氏は、トッテナムがベラヒーノ、チェルシーがストーンズを獲得出来なかったことは、誰もにとって良いことだったと話した」と報じた。
今夏トッテナム・ホットスパーはサイード・ベラヒーノを獲得するためにかなり高額のオファーを出していたと言われていたが、WBA側はそれを断固拒否。
ベラヒーノは自身のツイッターでクラブの方針を批判するなど騒動にもなったが、最終的には和解し、WBAのチームに戻っている。
また、チェルシーはエヴァートンのジョン・ストーンズに3600万ポンド(およそ65.5億円)とも言われる巨額の入札を行っていたと伝えられたが、これについても両者が合意に至ることはなく、取り引きは成立しなかった。
トニー・ピューリス監督はこれらの動きについて話し、選手の価値が高騰しすぎていると主張した。
トニー・ピューリス
(WBA監督)
「(トッテナムからベラヒーノ獲得のオファーを受けていたが、WBAは断った。エヴァートンもストーンズを売らなかった)
思うに、プレミアリーグで提供されている金額というのは全てのクラブにとって高すぎるものだと思う。そして、それは起こらないことが正しかった。
もし、それが誰しもが納得できる価値ならば正しい。私は思うのだが、人々の価値というのは変わってしまった。
トッテナムが今夏の価格でサイード・ベラヒーノを獲得した、あるいはチェルシーがジョン・ストーンズを獲得したと考えてみれば良い。それが起こらなかったことは良かった。誰のためにも。
これは私の見解だが、10年前からの移籍金は馬鹿げている。そして、今となってはそれが正しいかどうかすら尋ねられなくなってきたよ。
もっとも上のクラブはベストプレーヤーを望み、彼らがそれを獲得するために費やすお金はますます大きくなっている。市場価値は上がり続けている。なぜなら得られるお金が膨らみ続けているからだ。特にプレミアリーグではね」