9月26日、『FourFourTwo』は「前ロシア代表監督のファビオ・カペッロ氏は、連勝を続けているインテルのサッカーを擁護した」と報じた。
今季ロベルト・マンチーニ監督の2年目を迎え、多くの補強を行ったインテル。寄せ集めになるのではないかと言われたが、シーズンが始まってみれば破竹の連勝街道を突き進んでいる。
その試合内容にはあまりエンターテインメント性がなく、全ての試合が1点差というギリギリのスコアであることも揶揄されているが、ファビオ・カペッロ監督は「勝利を得ることが大事」と話した。
ファビオ・カペッロ
(前ロシア代表監督)
「理想的なことを言えば、楽しませて、かつ勝利を得るのが一番だ。しかしながら、今日のフットボールがビジネスと深く結びついていることに気付かなければ、我々はどうにもならない。
チャンピオンズリーグ出場権を逃すわけにはいかないいくつかのクラブがある。その一方で、降格は破産に近いものだ。
もし、エンターテインメント性なしに勝利することと、あるいは観客を楽しませて負けることを選べと言われれば、私は常に前者を取る。それはファンの大多数が求めるものだと思うからだ。
私は思う。人々は1-0を批判する前に考えなければならない。そこには3つの事実がある。チームが勝った。クリーンシートを達成した。そしてゴールを守るために戦ったという3つだ。
チームの全体的なレベルは近年向上している。だから、ホームに3ポイントを持ち帰ってくるのは難しくなっている。
私はロベルト・マンチーニ監督を尊重している。彼は偉大なコーチだと思う。なぜなら、彼は望んでいる選手を買うよう働きかけ、その素材を適応させることが出来る。
言うならば、あなたが持っているブドウでワインを作っているということだ」