「アメリカ・チャンピオンズリーグ」に参加するのは64チームだ。

報道によって差異はあるが、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ウルグアイ、米国、コスタリカ、ペルー、ボリビアからの3、または4チームで構成され、開催期間はだいたい2月から11月までの間に7~9か月かけて行われるという。

金銭面でも具体的な数字が出ている。

賞金の総額は4億ドル(約480億円)!各出場クラブには500万ドル(約6億円)が支払われ、大会の勝者は3000万ドル(約36億円)を受け取るのだとか。

シルバ氏はこの壮大なプロジェクトを2019年に実現させたい考えだが、その道のりは険しい。

CONMEBOLとCONCACAFの承認を得なければならないのはもちろん、今回報道されたなかに反米の旗頭で政治面で非常に不安定な状態にあるベネズエラや中米、カリブ海の国々が含まれておらず、また、大陸ごとに参加するクラブW杯の出場権がどうなるかなどの詳細は明らかとなっていないのだ。

まだ構想の初期段階であるとのことだが、米国主導やビジネス面の色合いが濃いうえに現実味が乏しい印象は否めない。

AFA(アルゼンチンサッカー協会)のルイス・セグーラ会長も、ESPNラジオのインタビューで否定的な見解を示している。

「我々は(シルバ氏の構想を)1つのプロジェクトとして認識しているが、私はそれが実現に近いとは思わない。欲望の問題として注意しなければならず、それが役立つかどうかを分析する必要がある」

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手